Contents:  Japanese  [English] [Japanese]  English 

2004/10/21

$ who

「$」は誰?

という話題ではない。近頃下がり続ける米ドルであるが、そういう話でもない。近頃私の周りにLinuxに興味を持ち始めている人が何人かいる。それでこのことに関してちょっと話したくなったわけだ。なぜ「$」かは、後述の通りである。

WindowsとLinuxとの違いは、なんと言ってもそれの向けられた対象(ユーザー)ではないだろうか。Windowsがこれだけ勢力を拡大したのはそのGUIをはじめとするユーザーフレンドリーなところである。誰でもとりあえず触ることができる、というわけだ。他方、Linuxの方は一時期もてはやされたものの最近は表立って取り上げられることは少ない。このこと自体が表しているが、Linuxの方は決して近づきやすいUIを持ってはおらず、誰でもというわけにいかない。中身が勝負なのである。ぶさいくな男のようである。

Linuxについて掘り下げてみよう。もともとLinuxはUnixをハックしたものであるから、ここでUnixと読み替えても差し支えない。(ただし、Unixの場合は、上記の対象という点では、もともとはLinuxと異なっている。)

ところで、Linuxの顔は「$」である。北欧で産まれたのにドルなのはUnixから来ているからである。このドルは、WindowsではExplorerにあたるものでシェルと呼ばれる。ちなみに、それよりさらに下位、すなわち重要なところに位置するのはカーネルである。32ビット系のWindows(今普通のやつ)はひとつのファイル、kernel32.dllというカーネルを持つ(C:\WINDOWS\SYSTEM32の下とかにいる)が、これがWindowsというOSの心臓なのである。Windowsと別れたいときはこいつをゴミ箱に入れるといいが、大切過ぎる(ゴミ箱自体もこいつの管轄下だし)ので捨てることはできない。

で、話をシェルに戻すと、今のWindowsではDOSコマンドプロンプトを思い浮かべればいい。一問一答的な対話式になっているはずである。プロンプトというのは恐らく待ち状態のことを指すが、Linuxのシェルでも同じでプロンプトがユーザーからの指令待ちの状態を示す。その状態がドルなのだ。シェルに入ると、

$

と表示される。ドルの前にごちゃごちゃ付く場合もあるが、ドルの後ろには何もない。こっちに何か入れろ、というわけである。で、

$ who

と、適当に入れてみる。Linuxは答えを返す。

user1 pts/1 Oct 21 04:08 (****.ppp.****.or.jp)

という具合に。もちろん「who」というのは適当ではなく、これが「誰がこのマシンにいますか?」というコマンドなのだ。この地味な対話を続けるのがLinux(あるいはすべてのUnix系)である。基本的に、これがこのOSのすべてだ。

ちなみに、Windows上でそのシェルやUnix系コマンドを利用する場合には、Cygwinを入れるといい。

世界のネットを支えているのは、Unix系のOSである。YahooもGoogleもそうだし、ほとんどの企業のWebページはそれらの上にある。先と同じ要領で、

$ ./httpd start

とするだけ(実際はもうちょっと大変だけど)で、世界中にWebページを配信することができる。あなたがひとつリンクをクリックする度に、見えないところでそのOSがグルグル回るのである。あまりにも忙しいところ(Googleとか)では、何10台、何100台もの勢いで同時にグルグル回るのである。こういうところで採用されるのは、その強固さからである。

最近はAppleのOSもLinux(SystemV系もしくはBSD系)ベースだかFreeBSDベースだかになった。以前のMacOSはしばしば恐ろしいマークが出ていたようである。このマークが顔を出すと、こちらはリセットするか電源を切るか。。。そのMacOSがカーネルにLinuxかBSDっぽいものを採用することによって、強固さは格段に高まったらしい。このUIに弱いOSをUI命のAppleがうまく使っているところが、今のMacOSの魅力なのだろう。と言いながら、全然使ってないが。
No content in English.

店員のいない吉野家 No Staff at Yoshino-ya

今日の深夜、3時くらい、ってか先程、吉野家に行った。台風のせいで晩ご飯が延期されていたためである。

さて、いつものように威勢悪く自動ドアから入っていくと中に誰も見えない。客が見えない、というのはさすがにこの時間ならいつものことである。が、店員がいない。。。事件のにおいがしたが、私の腹を満たしてやることがまず必要なので、「すいません」とちょっと声を張ってみる。返事がない。。。やはり事件か。

つづく。
No content in English.

Yahoo!の知恵袋 Yahoo!'s Chie-bukuro

YahooやらGoogleやらのネタが多いが、今Yahooのトップページにとても目立つかたちで、下のような文章が掲載されている。

現在Yahoo!知恵袋がご利用いただけません。
ご迷惑をおかけいたしますが、復旧までいましばらくお待ちください。
Yahooの「知恵袋」って何なんだ。。。そんなのあったのか、Yahooに限って知恵の袋なんて。。。というようにして、知名度は上がっていくわけである。勉強になる。せっかくだから、記念にリンクを載せておこう。もちろん、内容は観たことがないので知らない。
Yahoo!知恵袋
No content in English.

Yahoo! JAPANがRSS RSS on Yahoo! JAPAN

Yahoo!JAPANが初のRSS配信
とのことである。ちょうど2、3日前にYahooのニュースがRSSになってないかを探していたため、ちょーラッキーと発情しながら件のページを探した。

で、結果として、RSS化されているのは下のページである。。。
Yahoo! JAPAN - 新着情報

正直、誰も観ないようなどうでもいいページな気が。。。ここでテストしてその後でニュースか!という期待すら持ってしまう。。。そもそも、ニュースの配信元がRSSを出してくれれば、Yahooなんかどうでもいいのか、と冷静になりながら考える。
No content in English.

2004/10/20

Google Desktop Search (vs. Copernic's)

Googleから自分のPC上のファイルを検索してくれるツールが先日発表された。まだベータ版(試作)で、名前は「Google Desktop Search」という。Google創始者のふたりがちょうど来日したので、日本ではいいネタになっただろう。


Google Desktop Search home page

で、とりあえず入れて、今は試しに使っているところである。ブラウザ上での操作になるが、検索対象は、Microsoftのメーラー(OutlookとOutlook Express)やOfficeのアプリ(WordやExcelなど)、テキストファイル、閲覧したWebページなどのようだ。私は新しいノートPCに移行してしまったので、あまりファイル自体がなく、いまいちまだつまらない感じである。閲覧したWebページはキャッシュされている(というかブラウザのキャッシュが有効なら???)のでオフラインでも探しやすいのだろう。検索結果にページのイメージが表示されるのも直感的でよい。

ちなみに、競合として、Copernicからもそのままの名前でCopernic Desktop Searchとして出ている。これも入れてみたが、まだ便利さは実感できていない。これだけ環境(この場合Windows)に依存したものとなると、Microsoftが何か出してOSに載せてしまえばそれで終わりな気がするが、どうなのだろう。。。

まだちゃんと読んでないが、参考文献。
オンラインだけではなくオフラインでの検索技術も充実させる。Google創業者
グーグル、デスクトップ検索の次はIMか - CNET Japan
PCWorld.com - Does Google Desktop Search Pose Risks?
ITmediaニュース:新興企業Copernic、デスクトップ検索でMS、Googleと直接対決

こうしたものに、確かに面白さあるいは便利さを感じることはできるが、発想のという点ではいまいち面白味に欠けるというのもまた率直な感想である。もうちょっと鳥肌を立たせてくれるようなものはないのか。
No content in English.

2004/10/19

Bud Powellを聴きながら Listening to Bud Powell

仕事をする。


The Amazing Bud Powell, Vol. 1 (link to amazon.co.jp)

10/20
と昨日書いたが、Amazonのアフィリエイト(金儲け連合の通称)への加入が今日承認された。ここでこれを使うのは、彼らのビジネスを勉強するため(まさに「仕事」の一部?)と、本やCDの画像を簡単に(=合法的に)貼ってしまうためである。
I do my work.


Amazing Bud Powell 1 (link to amazon.com)

10/20
I wrote the above yesterday. My affiliate of Amazon is approved today. It's to understand their business (just a part of "my work"?) and to paste their images of books and CDs more easily (=legally) here.

写真が写すもの Things Photos Show

私は写真が好きである。正確には撮るということが好きである。撮った後のフィルムはしばしばどこかに行ってしまうから。。。

写真は何を写すのであろうか?「写」と「真」で真実を写すものなのであろうか?まあ、そうだとして、このときに真実と考えられているのは、写り込む像の真実さである。

けれど、私がなぜ写真を撮ることに興味があるかと言えば、それは恐らく撮る人(この場合、私だけど。。。)の性格気分という真実が写し込まれるからである。つまり、撮る人によって同じ対象であっても全くことなる顔を見せる。

最近の日本では、デジカメも既に落ち着きを見せ、気軽な写真はもっぱら携帯で撮られる。多くの若い人は、モノクロモードであったり美顔モード(私の携帯にはある)であったり、そういった機能も使う。その機能を使うということ自体が、その撮る人の性格やそのときの気分を反映している。そして、私はそうした機能を使うことはなく、そのことが私の性格を映し出している。

で、私はやはり写真を撮るという行為によって、自分の性格や気分の一面を見ることができる気がするのだ。というのが、また新しいカメラCanon7を手に入れてしまったことへの言い訳である。
I like photos. No, I like the action to take photos, and often lose my films after that action...

What does a photo show? In Japanese a photo is called "sha-sin". "Sha" means to catch something and "sin" is truth; that is, "sha-sin" has the meaning that a photo catches something true, "catching-truth". If so, of what the truth does a camera take? Maybe the truths of objects in common.

But the reason of that I like taking photos is not the truth of Objects but that of my characters and feelings. Same object shows different appearances as different photographers aim to it.

In Japan photos are taken with a mobile phone recently. And youngs even use additional functions like monochrome mode, "bi-gan" (means "beautiful-face") mode or many other modes. To use such functions also shows their characters or feelings. The fact that I don't use so many functions shows my characters.

I can find my characters and feelings, myself, by the action to take photos. All these words are an excuse for the old Canon7 I've got.

JavaScriptのセミコロン Semicolons on JavaScript

覚書。

Javascriptでは行の終わりにセミコロンが要らない場合があるらしい。知らなかった。。。
cf. Automatic Semicolon Insertion, sec. 7.9, p. 22, Standard ECMA-262: ECMAScript Language Specification (.pdf)

これは言語としては面白い仕様ではなかろうか。他の言語にもこんなのあるのか。。。

今は時間がないので、理解したらまた書こう。
Just notes.

Seems Javascript needs no semicolon at the end of line in some cases...
cf. Automatic Semicolon Insertion, sec. 7.9, p. 22, Standard ECMA-262: ECMAScript Language Specification (.pdf)

This spec on the language is very interesting. Are there any other languages like this?

I'll write about this when I have enough time to read and understand this spec.

2004/10/18

GoogleのUnknownException UnknownException on Google

数日前になんとなくSEOに関するページを見ていたら、Googleの検索結果から除外されるページがある、ということが記されていた。その除外条件のひとつとして、ページ内に隠している項目があるというものがある。これは、もちろん、キーワードを隠し持つ商用サイトに対する対策だ。

私のこのBlogなどまさにそれである。日本語と英語の切り替えなどのために、CSSを使った隠し項目を用意している。こういうことにも上記は該当するのであろうか。。。
I've looked a page about SEO few days ago, and found in the article that Google except some site from their results. One of that exception is taken where a page uses any hidden items. This is, of course, the action against the commercial site having keywords as such items in their pages.

My blog's using this. To switch between Japanese and English, I make the hidden items with CSS. I hope this is not the case...

2004/10/14

Button "NEXT BLOG"

I've just started my blog only 5 days ago and this is my first blog experience. Already many people have visited my blog. Why? Thanks, it's you, Next blog (just image). I'm happy for this, but they should be non-Japanese and, if so, can't read my Japanese!

Basically I write only what I want and about myself here, so I don't hesitate to use Japanese. But I'll try to post sometimes in English and some more photos.

Because maybe each articles have different targeting readers; in the space (nobody but me, my friends, whoever in Tokyo, any Japanese, and those who live everywhere in the world) and also in the time (my generations, older people than me, and any ages).

2004/10/13

神田の喫茶店 Cafe at Kanda

曇り空の中、昼前から傘を持って出かける。この時間、会社員の昼休みをまたぐ時間はやっかいであり、また面白くもある。ちょうどフィルムを現像に出していたので、神田まで歩き、近くの喫茶店に入る。

神田には昔ながらのいわゆる喫茶しますみたいな感じの店が多い。訳の分からないアメリカンスタイルの店に客を奪われながら、細々と。実際、こういうところの店主の話に耳を傾けると、70年代を懐かしみ、現状を嘆く声ばかりである。

私にとって、こういう店の特典は、

  1. マンデリントラジャを置いてくれている
  2. オヤジ連中が多く(=お姉さんは皆無)、どうでもいい話をしてくれている
  3. 一昔前の空気が流れてくれている

といったところである。

ところで、こうした店は、アイスコーヒーを頼むと、デフォルトでガムシロップを入れてくれてしまう。そこには注意だ。店によっては何も言ってくれないので、飲んでみてびっくりするしかない。今日はサンドイッチセットを頼んでみたが、セットでトラジャ(ちょっとだけ高い)はだめだと言われて、ブレンドにする。

タバコに火を点け、なぜかカガミ張りになった壁に目を向ける。スクリーン。既に何人かのオヤジがスポーツ新聞を広げるやら寝込むやら。と、聞き慣れた音が聞こえてくる。モーツァルトによる4手のピアノソナタだ。その中でも私の好きなやつだが、低音担当の奏者に主張が強いのか、なかなかなじめない。誰が弾いてるんだろう、そんなところがまた楽しい。と、そうしてる間にも、ブレンドが置かれサンドイッチが置かれる。このサンドイッチも期待を裏切らず、砂糖漬けのサクランボが載せられている。

全く仕事をする気にならない。オヤジは野球談義に忙しく、ハッシュドビーフがハッシュ、ハッシュとこだまする。私の感覚は行動から乖離していく。

杜甫だったかが「国破れて山河あり」とか言っていたのが思い出された。その詩のどこかで、自分の心を自然に投影させている。もはや、サクランボは色を失い、モノクローム。
No content in English.

原油が落ちれば桶屋が儲かる Oil Prices and Coopers' Earnings

さて、原油先物がようやく落ち着いてきたようだ。1バレル54ドルに届いた日には怖くて現実逃避をしていたが、それがようやく。。。

しかし、この原油、戦争もあり中国もありで、この先を一番予想しやすい投機対象ではないだろうか。と、せっかく情報を流してるので、ひとり1万バレルくらい家に置いて欲しいものである。やはり、先物より現物である。

なぜ原油?ユーロがからむから。なぜユーロ?EURUSDとEURJPY、それは因果を見ない者にとって桶屋の話と同じこと。。。

最後に、桶屋用時計を無料で提供しているClockLink.comというところから拝借。桶屋でないころは、ホテルのフロントなどは意味不明であった。

10/14
ClockLinkはたまに読み込めなくなるから、削除。
No content in English.

Let's noteとThinkPad Let's note and ThinkPad

Let's note(「ノートしましょう」ではなくPanasonicのノートPC)が100万台を突破したそうだ。
ITmedia PCUPdate:「完成度は一番」と自認するLet's note Rシリーズを生んだ「技術力」と「その課題」を神戸工場に見る (1/2)

Let's noteと言えば、トラックボールである。が、最新スペックの機種にはボールを搭載したものはない。で、トラックボールとは何であろうか?マウスの代わりにポインターを動かすゴロゴロした玉である。Macなんかでやはりマウス代わりに使われるKensingtonなどのやつもトラックボールと呼ばれるようだ。現在の普及具合としては、廉価なパッド(肩に入れるやつ)が中心で、IBMのThinkPadなどのトラックポイント(乳首そのもの)がそれに次ぐ。今これを書いてるのは、ThinkPadのX22で、触り倒して黒くなりつつある乳首付きだ。


My Dirty TrackPoint on X22

もともと、ノートならThinkPadかLet's noteしかあり得ない、というのが識者の共通認識だ。しかるに、Thinkpadは腰のあるキーボードを忘れ、Let's noteは玉をどこかに落として宦官独裁化している。100万人のレッツラーのうち、99万人は宦官なのだ。

話変わるが、つい先日、X31のPHJというモデルを買った。アキバにて底値拾いの勢いである。やはり、Let's noteと迷う訳であるが、どちらもぱっとしないとなると、仕事上はこっちとなる。で、この新入りのために、予備バッテリーも買い、メモリーを増設し、キーボードを英語のに替え。。。まだソフト環境の設定が全然である。ちなみに、キーボードの打たれ弱いところに対しては、キーボードを外した段階で本体側にポストイットをペタペタ貼ってしまうのがいい、というお告げがあったのでペタペタ。そう言えば、トラックポイントは新しいタイプのものが付いていて、これはこれで今までのより楽でいい。
TrackPoint(R)開発者インタビュー 開発者の語る、ニュー・キャップの意義

家で飼っている鯖(元気がいいが夜もうるさい)とともに、ノートは喫茶店でだらだら創作活動っぽいことを繰り広げる私には欠かせないペットたちなのだ。
No content in English.

2004/10/11

Meeting and Coffee

Now at Bunkamura, Shibuya, just talking about the difficulties of our lone lives. Full of clouds over our heads, no answer as always.


My Coffee at Les Deux Magots, Shibuya, Tokyo

24というドラマ 24, Drama from America

24 TWENTY FOUR」ってドラマがここのとこ毎日深夜に放映されていた。やってたのはこれの「シーズン2」ってやつで第二弾らしい。で、今日が最後。この手の話には全然興味はないが、夜行性なためついつい毎夜観てしまっていた。話としては、個人的にはほんとどうでもいい。キーワードは、アメリカ、大統領、核、中東、原油、戦争、正義、万歳、という感じである。。。

さて、このドラマを観てしまっていた理由として、夜行性ということ以外に、

  1. 主人公の娘、キムの乳首が立っていた
  2. CTUで頑張る、何とかという女性(日系らしい)の外面的な強さがかわいい
  3. CM前のパターンが単一で、CM時の瞑想にスムーズに入れる
  4. 事件はリアルタイムで起こっている

という点が挙げられる(重要な順)が、何とも不純極まりない。

ちなみに、「24」でググると、結果では上のサイトがトップで出てくる。まあ旬ではあろうが、日本には「24」が付くもので他にもっと興味を引くものはないのであろうか。。。

これらについて考えたいが、コーヒーが切れてしまったのでまたにしよう。
No content in English.

2004/10/10

ネット上のウェブ Web on Net

半ば、自分のための覚書として。

ウェブとは、たしか蜘蛛の巣のことだったと思う。ネット上でウェブが展開される様は、あたかも木の枝枝の間に蜘蛛が糸を張り巡らせるかのごとくである。ただし、枝と糸との違いは明確であるが、日常においてネットとウェブとの区別は曖昧である。と言うか、どうでもいいことかも知れない。

今も暇だが昔も暇だったので、蜘蛛が糸を張る様子をずっと見ていたことがある。蟻の行列もそうだが、自然の華麗さをもって、それは幾何学的に描かれていく。この自然の生産性と秩序をウェブも有している。星の数ほどあるウェブサイトの中で、そのとき幾何学者となるのは、登録型検索サイトであり、また後には自動巡回型検索エンジンである。

そのような検索エンジンについて、示唆に富む考察を見つけた。
When Search Engines Become Answer Engines (Jakob Nielsen's Alertbox)

ここで、Nielsenは、検索エンジンが果たす役割の推移をネット環境の発展から描いている。この中で彼は、「Information Foraging Theory」という理論、すなわち「新しいリソースにたどり着くのが簡単になる程、それら各々のリソースのためにさく時間は短くなる」という理論(らしい。。。)に依拠している。そして、そこから、人々はもはやサイトを探すためではなく、回答(answer)、情報の断片を求めるために検索エンジンを使用する、と結論づけている。ここで、「検索エンジン」は「回答エンジン(Answer Engine)」に成り代わる(become)。(かなりはしょっているし、そこからEコマースの話やら現実的な対策なども展開しているので、原文を参照のこと。)

さて、ウェブ上の幾何学者は検索エンジンであった。あるいはポータルサイトはその助手であろうか。既存組の彼らはこの「回答」という役に照らし合わせたときに、いかにその存在意義を示し得るのであろうか。

で、ここでは、検索エンジンとポータルサイトとの関係、さらにはそれらとBlogやソーシャルネットなどの個人向け(一見非利益志向な)サイトとの関係、それらをビジネス的観点の下に理解することが目的であるが、このNielsenの「回答エンジン」は何らかの回答を与えてくれるのか。。。

もちろんつづくはず。。。
No content in English.

いいソース Cool Sources

と言っても、とんかつソースやオイスターソースではない。ブルドックソースでもなければ、イカリソースでもない。

ここのTrackbackに使わせてもらってるのは、HaloScanというとこのやつだが、まあそれ自体はどうでもよく、それよりサイトのソースがいい。技術を感じるし、美しい。で、具体的には、ある箇所に面白い技を使っている。

それは、実は私も考えていたが誰もやってないので、秘密にしてやろう、と思っていたものだ。HaloScanは気前が好過ぎて、これにはギャランドゥも脱毛である。これはまだ広まっていないはずだが、用途は広くそのうち一般的になるのではないかと見ている。

Blogみたいな新しいことに手を出してみると、こういうベンチャーっぽい新しさを感じることができるのは、非常にいい刺激になる。

10/12
ほめほめのHaloscanであるが、Trackbackがたまに機能しなくなるので、とりあえず削除した。こういう不安定さもベンチャーっぽいのだが。。。サーヴァーが落ちてJavaScriptがインクルードできなくなったときにスムーズに飛ばす方法はないのだろうか。
No content in English.

体が育つ Tai-iku Day (Holiday for Sports)

今日は体育の日だ。体が育つ日だ。たしか東京オリンピックを記念した日であるはずだ。

だから、久しぶりに喫茶店に行こう。仕事やら台風やらでこないだの月曜に行ったのが最後。体が育たなくなってしまう。。。
No content in English.

ものを書く Writing Privately

ここに書くという行為は、暗に不特定の読者を想定している。もちろん、自分自身だけのために書くことはできるが、今回はそうではない。

対して、いわゆる日記は、個人的なものであり、秘められたものである。そうであることになっている。私は日記を続けるのは苦手だが、そこでは常に誰に読ませるのか、などということを難しく考えていたからかも知れない。実際考えていた。きれいな言葉を使う。論理に気をつかう。そして、何よりもイメージを作り上げる。そのように、読者を想定することで、書きたいことは書けなくなっていく。

さて、それはここにおいても同じ。書きたいことはいくらでもあるが、自分の中で検閲がなされる。想像するに、牛乳の殺菌みたいな感じ。味は落ちるが、安全度は万全。決して世間から離脱することはできない自分自身がいて、この安全さによって自分自身が守られていく。安全なイメージ。そう、自分を出し自分を知る前に、イメージづくりである。。。

こうしたイメージづくりは、ものを書くのみならず、他人の存在を含んだすべての行為に伴うのであろう。私が顧みるときに、それを明確に感じるのが書くという行為なのだ。

この文章自体にもイメージづくりの技が込められている。。。
No content in English.

2004/10/09

権威づけられたもの Something Authorized

なんだかんだで権威好きである。とは言いたくないが。。。

blogger.comはGoogleによって運営されているのか、そこら辺はよく分からないが、そういうのに惹かれてしまう。ちなみに、blogger.jpはこっちにリダイレクトされるようなので、どうせなら早いとこ日本語版を始めて欲しい。

一般に、ブランド好きは権威の「威」を借る。あなたの、私のステイタスとして。私の場合、やはりブランド好きであるが、それは時間の節約と完成度を求めてのことであるように思う。そして、そこから、なんとなく学歴主義という言葉が浮かぶ。ブランドも学歴も、本物を求める中では必要とされないが、時間節約と完成度との妥協点を提供するものかも知れない。

そんなわけで、会社は高学歴(=手っ取り早くまあかしこい)を採用し、私はここ(=手っ取り早くまあ恐らくかしこい)に書いている。
No content in English.

Blogの練習 Avant-Propos

完璧主義者っぽく。。。
As perfectionists do...